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不妊治療の焦り、日本の女性は知らされていない
これから書く話は実際大学病院で不妊治療の現役医師をしている男性の講演で聞いた話です。
不妊治療に焦りを感じているという方は目からウロコです。
妊娠できない不妊治療が世界一多い国
妊娠できない不妊治療が大量に行われている日本の現実。体外受精による出産率は60カ国中最下位。
一方、出産率が低い一方で体外受精の実施件数は世界1位。
不妊治療に通っていればいつか子供は授かれる。という神話は存在しないのです。
しかしこの現実、決して日本の不妊治療の技術が低い。というワケでは無いのです。
ではなぜ?高い医療技術をもってしても妊娠に至らない現実が蔓延してしまっているのでしょうか?
日本の女性は知らなさ過ぎる環境下にある
高度な生殖医療をもってしても妊娠に至らない理由の1つに高齢という現実は避けて通れません。
海外では体外受精のガイドラインがしっかりしていますが、日本ではガイドラインはありません。病院によって全く治療方針も違うのです。
また海外に目を向けた時に薬の種類や、代理出産、卵子提供など色々な選択肢が日本よりもたくさんあります。
日本人女性は知らさなすぎるのです。正しい情報を得られない状況下にあると言っても過言ではありません。
保険体育の授業で体外受精の授業はしません。
だからネットで検索し、自分なりに答えを見つけてもそれが正しい知識かどうかは半信半疑で孤独な状況に追い込まれるのです。
それがやがて焦りとなり、自分のやってることを信じてあげられなくなってしまうのです。
焦りをうま~くリセットできる方法の記事はこちら⇒
体外受精を信じ過ぎない
体外受精もそもそもそれほど確率が高いものではないことは皆さんも知っていることでしょう。
さらにそもそも人の手で行われる移植において100%は無いのです。
例えば、きちんと移植をしたと思っていてもカテーテルの中に卵が残っていた。という事や、
ベストな位置に移植できなかったケースなど。こればっかりはもうどうしようもない。
判定後陰性でショックを受けるのは患者自身であっても、もしかしたら自分でもどうしようもない力が働いている場合というのが
ゼロでは無い。だからこそ体外受精を信じすぎないことも一方で大切と言えるのです。
サプリを活用する時の注意点と選び方
講演の最後に質問コーナーが設けてあり、サプリを飲んだほうが妊娠しやすいか?という質問がありました。
医師の立場から「これを飲めば授かることができるという魔法のような商品は存在しない」と最初に言ったうえで、日本のサプリは海外のサプリに比べて法律によって厳しく守られて製品化されているものではない。という知識をまず知ってほしいこと。
そして、ネットなどを見ていると葉酸サプリを飲めば妊娠につながると言ったような安易な情報があるが、不妊の女性が葉酸サプリをせっせと飲んだからと言って妊娠するわけでは無い。
サプリを選ぶ1つの基準として医者が監修しているサプリと言うのは市販のサプリとはアプローチも成分もプロの目が行き届いていると言った観点から有効。
安いサプリは手に取りやすい反面、日本のサプリ業界は法律が無い以上、鵜呑みにしない方がいいケースがある。その分価格は高いが試してみる価値があるものというのも存在している。ということだった。
不妊治療まとめ
私もこの話を聞くまで、体外受精に何度トライしても陰性続きなのは自分に理由があるからだとばかり思っていました。
しかしこの話を聞いて、気持ちの持ちようが少し変わったというか楽になりました。自分にできることはやる。やるだけのことは試してみる。もっと楽に考えてみる。
そんなふうに考え方をリセットすることができました。
ストレスの塊のような不妊に対する気持ちが少し小さくなるような感覚でした。